2/1「空間をつくる」

「空間をつくる」ということに興味がある。どういうことかというと、わたしは今度絵の展示を行うが、絵をどう配置してどうよい雰囲気作りの部屋にできるかということばかり考えている。もちろん、絵そのものを直接みてもらうということが前提にあるのだが、絵をかざる空間をつくること自体にもすごく意味を見出だしている。それは音楽を流したり、在廊するわたし自身もその中に含まれているだろう。なんかふらっと遊びに来たらなんだか雰囲気よくて楽しかったな~、みたいになってもらえば最高なのだが、それならばどうすればよいか。つまりはそんなことを考えて、考えてしている。絵は描いた時点でひとつの作品としては完成しているが、それだけじゃなく、展示自体も作品だと思っている。絵がよかった、よくなかった、は絵を描いてる作者のわたしのものだが、展示をおもしろいものにできるかは、また別の能力が必要でその力次第で、絵をよりよく見せたり、逆により悪く見せることもあるだろう。そしてそれは、わたしのなかでは「空間をつくる」という言葉になるのだ。ただし、この「空間をつくる」は何も、そのままの意味で、空間をうまく利用して部屋づくりをするという意味にとどまらない。たとえば、空間はわたしたちの内部にだってある。こころを整えることも「空間をつくる」ことと同義だとわたしは思っていて、内部に「壁」をはるのでなく、気持ちのいい「空間をつくる」ことで自分だけの世界を形成できると考えているが、これは書いたらどこまでも書けそうな話で、いつか「空間をつくる」という本を書きたいとすら思っている。わたしが本屋をやりたいという話ともつながってくる非常に重要なもので文章にすべき案件なのはたしか。

 

    noteに「地面と地面 75首」の短歌を公開した。ブンゲイファイトクラブとODD ZINE以外のものを、いったんまとめてみた。ここまでが昨年からはじめていた短歌のシーズン1みたいなものである。この先はシーズン2で、またあたらしいスタイルでつくってみようと考えている。去年はブンゲイファイトクラブに応募したが、今年は笹井宏之賞にする予定。良いのがそろったらだけど。