2/10「蓮實」

    なんとなく今日あたり中原中也賞の発表があるのではないかと予想していたのだが外れた。まえから言っているが、中原中也賞芥川賞のように候補作を事前に発表すればもう少し話題になると思うのだが。候補作を読んで受賞作を予想する楽しみがないのは毎度のことだが残念。

     NENOiに注文していたカルロス・フエンテス『テラ・ノストラ』を買いに行った。無茶苦茶分厚くて、ヒエロニムス・ボスの絵画の表紙がカッコいい。これは持っておきたい一冊だ。ところで、これだけ長い本だから作家論ではなく、テクストの中身だけを徹底的に読み込んで評論を書いたらどうなるのだろうとか考えている。思い浮かぶのは蓮實重彦の「『ボヴァリー夫人』論」。『言葉はどこからやってくるのか』をこれから読もうとしていたのもあって、また読みたい気持ちになってきている(去年読もうとして挫折している)。でもまあ、何も考えず『テラ・ノストラ』はただの楽しみで読めばいいか、とも思う。今年は夏目漱石全集とラテンアメリカ文学を片っ端から読めばいいや、とも思う。考えるだけ考えてやれそうなことだけやる。

    あたらしく注文のきた本屋に本の発送をした。このあとは今週末の絵の展示の準備。けっこうやることがある。