2/14「私家版詩集」

    今日は昨年から描いている絵の展示を行った。借りたギャラリーは大岡山にあるメゾンドシャポーで、フランスの雑貨店を意識してるらしくアンティーク調の家具があり雰囲気がよかった。壁にかけたのは一枚だけで、あとは机や椅子、棚のうえに飾ってみた。絵画らしさよりも、ふだん家で気軽に飾れる感じを出したかった。絵以外にも、わたしの詩集エッセイと私家版詩集をたくさん持っていった。絵を見てもらうだけでなく、常日頃からわたしが言いつづけている私家版詩集の面白さを伝えたかった。そして、双子のライオン堂のBGMやmusic for fuzkueを流しながら読書もできる空間を作り上げたかった。誰も来ない時間帯は音楽を聴きながら詩集を読んで来客を待っていたが、これだけでも大変に楽しかった。家でも店でもなく、自分が好きに作った空間で万全の態勢で読書するのは面白く、読書も捗った。そして、それはたぶんわたしだけではなかったと思う。来てくれた方も集中して読書をしている場面を見かけた。それはとても美しく心が弾む光景だった。私家版とは思えないしっかりした作りの広瀬大志『ライフ・ダガス伝道』の中身を読んだら凄すぎて笑ってしまってる人がいたり、殿塚友美『fey』の和紙や手作りの美しさに感心してる人もいた。この展示で私家版詩集を読んで気に入ってその場で本屋さんのオンラインショップで注文してる方を見て、それだけでも初めての個展は大成功だと思った。メインはパステル画だけれども、わたしは自分の作品と同じくらい、いや、それ以上かもしれないくらいに、自分の好きな私家版詩集が好きなのである。だからこそもっと私家版詩集を広めたい気持ちがある。そのためには説得力を持たすたことができる場で文章が書けるように活動を進めていく必要もあるだろう。詩集の書評の仕事ができるように頑張ってみたい。

    絵についての詳しい話はnoteのエッセイの方にどこかで書くつもりだが、Twitterでツイートしていただいた(来客順で)友田とんさん、キビズベイクショップの二見さん、双子のライオン堂の竹田さんからは、話ながら次々と面白いアイディアが出てくるので、聞いていてまた新しく描きたい絵の方向性が見えてきたように思う。やっぱりこういう新しい体験ができるから、物事はやってみないとわからないと実感する。ありがたかった。

    というわけで、本当に楽しく、わたしにとって大きな意味を持つ一日だった。あたらしく絵をたくさん描いてまた展示はやるつもりだ。ほんとうにまだ始まったばかりだと思う。ここからだ。

 

    家に帰ったら、佐川恭一『ダムヤーク』が届いていた。あしたも楽しい休日なのが間違いなしだ。