2/23「結婚記念日」

    今日は結婚記念日だったので、お揃いのものを買いにいくことにした。わりと迷うことなく、食器類がいいのではないかという話になり、まえから行ってみたかった東長崎にある「小鹿田焼 ソノモノ」に行った。広くない店内にけっこう客が集まっていて、みんな見ていくだけじゃなくてけっこう買っていて、にぎわってるお店だなあと思った。欲しかったお皿のイメージはチーズケーキを載せれるくらいの大きさのぺたっと平らな丸皿だったのだけどそれに近しいものはなかった。でもそのかわりに、マグカップとソーサーはみた瞬間ピンとくるのがあったので買った。黄色がかった茶色の土っぽさにグッときた。妻もスリップウェアのが気に入ったみたいで、お揃いで買った。会計時に、店主の本棚が見えて民藝の本がたくさん並ぶなかに村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』の単行本なんかがあったりして、雑然とした感じがよかった。『雑貨の終わり』に書いてあった気がするが、村上春樹の部屋の雑貨がオシャレだという話を思い出し、村上春樹と民藝がこんなところでつながった。村上春樹と民藝で何か書けないかなどと変なアイディアが浮かんだ。そんなことを書いていたら村上春樹が読みたくなってきた。読みたいものが他にあるのに。やれやれ。

『Weの市民革命』を引き続き読んでいる。とにかく今アメリカで起きている出来事が的確にわかりやすく説明されていて、非常に読みやすい。

 

    自分が反対する政治家とつながりのある企業やブランドには不買の姿勢を表明する「ボイコット」と、自分が信じる大義や価値にコミットする企業やブランドには喜んでお金を使う「バイコット」の二本柱からなる、「消費アクティビズム」の時代が到来したのだ。

佐久間裕美子『Weの市民革命』朝日出版社p.24

 

「ミレニアル」や「ジェネレーションZ」といった世代の人間たちの企業に対する姿勢というのは、ニュースやSNS、本であったりを通して、わたし自身も日本にいても十分に実感しているところだが(世代の問題は日頃仕事を通しても体感するところでもある)、ではそれを精度の高い言葉で語れるかといったらそれはむずかしい。それというのは、どうしても大きな出来事ばかり目と耳に入ってきているからで、だけど、当然現代といえども歴史のように流れがあるわけで、肝心のそこを抑えてないと全体をとらえることができない。その点、本書は丁寧かつ事実のみを記述しているような文章からなっていてスルスルと頭に入ってきて、ちょっとこの読みやすさはすごいと驚いている。特に「アパレル産業のサステイナビリティ」の辺りなんて目からウロコだった。