6/4「犬たちの状態」

    仕事帰りに江古田の本屋、百年の二度寝に行った。行くのは今回で二度めだった。この本屋は作りが変わっていて、建物の入り口から雑貨屋に入って奥に進むと小物が置いてある部屋があり、さらに進むと本屋があらわれる。初めて行く方はけっこう迷うと思う。わたしは一度めはプレオープンの時期に行ったのだが、その時より本の種類がずっと増えていた。前回は『はじめまして現代川柳』を購入したのだけど、店主さんがそれを覚えていてくれて再入荷してあった。今日は『犬たちの状態』を買った。オレンジ色の本の作りがかわいい『どんぐり』も買おうかちょっと迷ったけどそれほまた今度。会計の時に文学フリマで買って読んだ店主さんの書いた『本屋攻略読本』の話を少しした。

『犬たちの状態』を家に帰ってから読んでるが、いきなり犬の写真がたくさんあって、そのあとに小説、また犬の写真という構成が変わっていて面白い。小説の方は犬が出てくるだけじゃなく、登場人物みなが犬っぽいという、完全な犬小説でちょっとこんなのは読んだことない。太田靖久さんの小説は『ののの』もそうだけど、世界と人間の関係性がズレてて、それが微妙にズレてるんじゃなくて絶妙にズレてる。本来ズレてるんだから調和なんてないはずなのだが、なぜかその不合理が成立してるように見える。何かトリックアート的というか、錯覚したまま物語を読まされてるような感覚におちいる。つまりは大変に不思議なのだが魅力的な小説なのだ。もうちょっと読み込んで久しぶりにnoteで書評を書きたい気もする。

    新しくまた『読書のおとも』を置いてもらう本屋さんが決まった。月曜日に納品の予定。少しずつやっていきたい。

 

【今月買った本の代金】

6/4『犬たちの状態』1980円

合計:1980円