8/9「活動の記録」

    昨晩、ふと思ったんだけど何年かかってもいいからエッセイやコラムを書きためて一冊の鈍器本をつくりたくなった。鈍器本といってもハードカバーで分厚いと重いからソフトカバーがいいかもな、なんてことを昨日買った『さよなら未来』をパラパラやりながら考える。なんなら対談や往復書簡をやって全部混ぜて闇鍋的書物を生成してもいい。これから先、長いこと活動していくつもりだから、その『活動の記録』がそのまま本になったら面白いかなと思う。

    そして活動といえば、絵を描きはじめてそろそろ一年が経とうとしている。もう何枚描いたのか把握してないが、たぶん200枚くらいは描いてるんじゃないだろうか。継続は力なり、で、やり続けるといろいろなことが起こる。一年前では考えられなかったが、今では個展をひらいているし、絵をほしいと言ってもらったり、じっさい、買ってもらえることもあった。とてもうれしかった。わたし自身としては、絵を描くことは小説を書くのと同様である。絵の形をした小説。だから絵は本屋に並べてもらえるのが一番だ。来月にそれを実現できるのが楽しみでならない。

    絵をみるのは好きだけど買って部屋に飾るというひとはなかなかいない。絵を美術館に観に行くのはもちろん素晴らしい体験だが、自分の部屋に飾っていつも見られるというのは特別な体験である。絵はそんなに安いものではない。それでも本当に気に入った絵を無理をしてでも買うことは大きな体験であり、さらにその先には日々を彩る喜びが待っている。今度の個展をやることで、絵をみることや絵を買うこと、そして絵を描くことの敷居が下がって、絵が日常のもの、になる人が一人でもいたらうれしい。もちろんわたしの絵でなくていいのだけど、好きな絵を家に飾る人が増えたら。

    絵を描くこと、についてもいつか文章にしてみたい。画集も画家の文章もこの一年で読む機会が著しく増えた。書きたいことはたくさんある。